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"content": "<p>夢の中のお話 9月5日</p><p>僕らはここに転送された、いわゆる異世界人だ。<br />言葉も文字も判らず、右往左往していて困っていたところをこの世界の住人に助けられた。<br />その人たちに、この世界の言葉と文字を教わったんだ。<br />元の世界には簡単に戻れるそうで、何度か戻ったけど、結局、色々あって今はここに住んでる。<br />「今日はこれを作ってみようかしら。」<br />そんな回想をしていたら、倖がレシピ本を開いて僕に見せる。<br />そこには、ノーブル風猪肉の煮込みと書かれている。<br />レシピの内容を見るに・・・。<br />「猪カレー？」<br />「やっぱり、そうよね。」<br />レシピに書かれているスパイスと香辛料は聞いたことのない名前になってるが、元居た世界と同じ感じのものだった。<br />食べ物とかは、あまり向こうと変わりはない。それに、ここは流通拠点、食材は思った以上に手に入った。<br />ただ、見たことのない食材に関しては素材を調べておかないと、たまにとんでもない物が混じっている事がある。<br />前に、珍しいからと言って買った肉がワームの肉だった事がある。正体を知って、しばらく肉が食べられなくなったのはいい思い出だ。<br /><a href=\"https://pawoo.net/tags/novel\" class=\"mention hashtag\" rel=\"tag\">#<span>novel</span></a><br /><a href=\"https://pawoo.net/tags/%E5%B0%8F%E8%AA%AC\" class=\"mention hashtag\" rel=\"tag\">#<span>小説</span></a></p>",
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